Happy Method

健康的な心・体・思考・行動・習慣で幸せに生きる方法





春にうつ状態になりやすい理由

 

3月は自殺対策強化月間。

春は1年の中でも自殺者が多いと言われている時期で、厚生労働省による2014~2016年の自殺統計でも、3月は自殺で亡くなる方の数が最も多い月という統計が出ており、各機関が連携・協力をして、自殺に関する特別相談や講演会等が実施されます。

ちょっとした悩みが様々な要因と重なって、大きな心の病気の原因となりやすいのが、春。

本日は、春とうつについてまとめました。

 

うつ病とは

うつ病は「心の風邪」といわれ、誰もがかかる可能性のある病気。気分障害のひとつで、気分障害の中でも最も患者数が多いと言われています。

うつ病の特徴としては、よくある憂鬱な状態が2週間以上続き、その感情をうまく処理できず、ひどく落ち込んでしまうのが特徴です。そして悲観的になり、自分を責めたり、不安感に苛まれたりします。そのため、気力や集中力が低下し、仕事や家事などがこなせなくなり、日常生活にも支障をきたします。

また、物事に対する興味関心の低下も症状の1つ。身なりを気にしなくなったり、着替えや入浴のようなあたり前の動作や行動も面倒になってしまいます。その他、他人を避けるようになることも。

暗く、動作や喋り方が緩慢になり、周囲から怠けているように見えることもありますが、それを非難されたり、逆に励まされたりすると、劣等感や焦りが募り、さらに落ち込んでしまいます。

同時に、下痢や便秘、吐き気、胃の不調、頭痛、めまい、肩こり、食欲不振、体重減少、性欲減退、月経異常など、体の不調が現れることもあります。

基本的な治療は十分な休養で、場合によって、薬や心理療法を行います。時間をかけて気長にきちんと治療することが大切な病気です。

 

春にうつ病になりやすい理由

春は、心身に特にストレスがかかりやすいことが多く起こる時期なので、鬱になりやすいと言われています。主な要因として、以下の3つが挙げられます。

生活環境の変化

春は、卒業や入学、就職や転勤、職場の異動、昇進など、多くの方が生活環境の変化を体験する時期。それら環境の変化によって、期待や不安などの緊張状態やストレス状態が、意識的にも無意識的にも引き起こしやすくなることが挙げられます。

急激な寒暖の差

さらに春は朝・夜と昼間の寒暖の差が大きく、「三寒四温」や「花冷え」「寒の戻り」という言葉のとおり気温が不安定であるため、体調を崩しやすくなります。寒暖の差による体へのストレスも大きくなります。その不調が心に強く表れて、うつ病になる人が増えてしまいます。また、季節変動などで起こるうつ病は繰り返しやすく再発しやすいため、注意が必要です。

様々なストレスによるホメオスタシスの崩れ

春に起こる様々なストレスが、人間が心身ともに健康に生きていくために必要な体のホメオスタシス(自律神経・内分泌・免疫)のバランスを崩すため、自律神経やホルモン分泌量・ホルモンバランスの乱れ、免疫力が低下。そのため、心身の不調をさらに招きやすい体の状態になりやすいのです。

 

うつを防ぐためには

うつの発症には個人差による要因が大きいため、必ず防げる防止策というのはないと個人的には思っています。ただ、理論上、以下の3つは有効なのではないでしょうか。

ストレスの軽減

ストレスはうつ病の発症に大きく関係しています。ストレスのない生活を送ることは難しいですが、ストレスの原因となる要因を取り除いたり、こまめにストレス解消をすることで、状態の悪化を防ぐことが可能です。

睡眠不足の解消

うつ病患者の90%以上に睡眠障害がみられます。睡眠は心身の健康に欠かせないもの。この時期は特に意識して質の高い睡眠をとるよう心がけましょう。眠れない時は、体を動かして適度に疲労させたり、眠りやすい環境に整えるなどの工夫も大切です。

体内のセロトニンを増やす

うつ病患者はハッピーホルモン・セロトニン量が低下するというデータもあります。体内のセロトニン量を増やすことで、うつ状態になることを防ぎます。体内のセロトニンを増やすには、以下の方法があります。
・卵や大豆製品、バナナ、肉や魚などトリプトファンが多く含まれている食品を食べる
・深くゆったりとした腹式呼吸を一定時間繰り返す
・ウォーキングやジョギングなど、有酸素運動やリズム運動を一定時間行う

 

誰でもなりえるのが春の「うつ病」

一時的な気分の落ち込みや抑うつ感は誰もが経験すること。ですが、その状態が2週間以上続く場合は注意しましょう。また、うつの症状は朝に最も強く現れ、夕方になると心身ともに楽になっていくのが特徴だそうです。

心身の異常を感じたら、まずは休養をしっかりととり、不安や悩みはひとりで抱えずに、誰かに相談するとよいかもしれません。

 

本日も「Happy Method」をお読みくださり、ありがとうございました。
皆様が季節や環境に負けず、心の健康を維持することができますように…。