Happy Method

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今から始める花粉症対策②花粉症発症のメカニズムと治療

 

先日に続き、花粉症のこと。
前回は花粉症の基礎知識と予防策についてまとめましたが、今の時期はすでに、重度の花粉症の方には辛いというほど、花粉が飛散しています。

今回は、花粉症発症のメカニズムと、花粉症を発症してしまった場合の対策と治療についてまとめようと思います。

 

花粉症発症のメカニズム

花粉に直接接触したからといって、全員が花粉症を発症するわけではありません。アレルギーを起こしやすい体質の人が花粉と接触することで花粉症は発症します。
そのメカニズムは、まず、体が花粉を異物と認めると、体内で花粉に対する抗体がつくられ、抗体は鼻や目などにある肥満細胞と結合します。その状態で再度花粉が体内に入り、花粉と抗体が結合すると、花粉を排除するために肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質が放出されます。この化学伝達物質が鼻や目の神経や分泌腺を刺激することで、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が起こります。

 

花粉症を発症したら①花粉症の検査

花粉症の症状は、人によっては風邪などの不調と見分けがつかない場合があります。花粉症を疑う症状が出たら、早めに医療機関を受診して検査を受けてみましょう。
また、早期治療での予防策として、花粉症シーズンの2週間前から医療機関を受診し、抗アレルギー薬を飲み始めるという方法もあります(が、個人的にはあまりおすすめではありません)。

【花粉症の検査】

A.皮膚テスト
スギやブタクサ、アモガヤなどの花粉のエキスを腕に注射します。花粉症であれば、原因となる花粉のエキスに反応し15分くらいで皮膚が赤く腫れてきます。皮膚の発赤が20mm以上ある場合は陽性です。

B.血清テスト
血液を採取し、その血清(血液を放置しておくと赤黒い部分と黄色の部分に分離するその黄色い方の液体)に「IgE抗体」という抗体がどれくらいあるかを調べる検査。IgE抗体が多ければ陽性です。

C.誘発テスト
花粉のエキスを鼻の粘膜に実際に付着させ、くしゃみや鼻水、鼻詰まりなどの症状が出るかどうかを調べる検査。5分くらいの間に反応があれば陽性です。

D.鼻汁検査
鼻汁を採取してそれを顕微鏡で調べる検査。アレルギー体質になると白血球の一種である好酸球の数が増えます。この好酸球が鼻汁に多量に含まれていれば陽性です。

AとBは検査内容が似ているため、どちらか一方の検査を行います。AまたはBとCの検査の中で陽性が出ない、あるいは1つの場合は花粉症ではありません。AまたはB、C、Dの3つの検査のうち、2つ以上が陽性だった場合は花粉症と診断されます。

 

花粉症を発症したら②花粉症の治療

原因がはっきりしていなければ適切な治療はできないので、まずは原因となる花粉の種類を検査することが先決。アレルゲンが特定できたら治療に入ります。

【薬物療法】

花粉症の薬はヒスタミンの発生を抑えたり、発生したヒスタミンの働きを抑えたり、直接炎症を抑えるなどして症状を緩和します。

主な薬の特徴
・抗アレルギー薬
ヒスタミンの発生と放出を抑えることにより、症状を軽くし、また症状が出始めるのを遅らせる効果がある。花粉が飛び始める2~3週間前から飲み始めることにより、予防効果も期待できる。作用は強くないが副作用の少ない薬が多い。

・抗ヒスタミン薬
発生したヒスタミンの働きを抑える効果がある。くしゃみや鼻水、目のかゆみなどがひどいとき、花粉の飛散の多い日などに即効的な効果が期待できる。効果は高いが持続時間が短く(4~6時間)、長時間の効果は期待できない。眠気、口の渇き、倦怠感などの副作用が現れることがある。

・ステロイド薬
ステロイド薬とは副腎皮質で分泌されている副腎皮質ホルモンを人工的に作り出した薬剤で、鼻の粘膜の炎症、目の結膜の炎症を鎮める効果や免疫反応を抑える作用がある。強力な効果を持つ反面、強い副作用が現れることもある。副作用としては感染症、胃潰瘍、骨粗しょう症、抑うつなどが生じることがあるため、医師の指示に従って服用することが大切である。

上記の他に、漢方薬が有効なこともあります。

【手術療法】

手術にはレーザーなどで鼻の粘膜を焼き、花粉に反応しにくい状態にする方法と、鼻の内部の形状を矯正して鼻詰まりを改善する方法があります。

・減感作療法
減感作療法は花粉症の根治療法として行われているもので、アレルギー症状を起こす体質を少しずつ変える治療法である。原因となっている抗原を少しずつ体内に注射していき、体を花粉に慣らしていく。最低でも2年間の治療が必要であるが、70~80%の人に改善がみられる。ただし、まれに副作用がみられるために注意深い観察が必要である。

 

花粉症は悪化させないことが大切

前回は、花粉症は発症させないことが大切だと書きましたが、体質上、発症を防ぐことが難しい方もいらっしゃると思います。ですがその場合でも、アレルゲンとなる花粉との接触を避け、悪化させないことが大切です。
花粉が飛散している間、まったく外出しない、外出先で花粉を完全にシャットアウトさせる、ということは難しいですが、生活習慣を変えたり、花粉を避ける意識を持つだけでも、症状は変わってくるのではないかと思います。
私のおすすめは、腸内環境を整えて免疫力を高めること。
次回は免疫力の高め方についてまとめたいと思います。


本日も「Happy Method」をお読みくださり、ありがとうございました。
皆さまが花粉に負けず、健やかで心地いい春を過ごすことができますように。